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川崎相続遺言法律事務所ブログ

2017年2月27日(月)

進まなかった遺産分割協議を円滑に進めた事例

1 遺産分割事例の紹介

相談者は40代男性の方です。

 

5年ほど前に,お父様が亡くなり,相談者とお母様が相続人になりましたが,遺産分割協議が進まないとの相談がありました。

 

通常は,お二人で話し合いができれば,解決する筈です。

 

お父様の遺産は,土地や預金がありました。ところが,これらを親戚の方が管理し続けており,その方が分割方針を決めてしまい,なかなか話が進まない状況がありました。

 

また,祭祀承継者についても,誰にするのか決まらない状態が続いていました。遺産分割の方法については,依頼者とお母様と考え方の対立が少しありました。

 

2 協議による解決

私が代理人として相手方と交渉し,管理してもらっていたものについては返却していただき,祭祀承継の件も話を進めました。

 

 

遺産分割は,協議により進めることができ,土地の売却も進め,円満に終わらせることができました。

 

当事者が,親戚の方などと直接交渉し,話がこじれてしまうと,なかなか前に進まないことがあります。

 

親戚の方も,これまでの経緯などから,お考えのことがあるので,話をよく聞いてみることが大事です。

 

本件は,弁護士が,第三者が入ることで,うまく前に進めることができました。

(関口)

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